プロジェクター
大型プロジェクター(10000ルーメン以上)
野外の大規模イベントや大ホール等で行なわれるプロジェクションマッピングの現場で良く用いられるのが10000ルーメン以上の高輝度プロジェクターです。イベントの規模が大きくなればなるほど、投影するスクリーンや投射物が大きくなっていきます。そのため、巨大なスクリーンや外壁・建造物にきれいな映像を投影するには高い輝度(光)が要求されます。そこで、現場では高輝度プロジェクターを利用するケースが多くなってきます。
規模感でいうと、例えば250人以上の会場では5000lmのプロジェクターの使用が目安となりますが、プロジェクションマッピングは屋外の建造物に投影する事が多いため、比較的明るい場所に設置せざるを得ません。その場合に、きれいな映像を投影するために大きな光が必要となってきます。そこで高輝度プロジェクターを利用する必要が出てくるのです。
また、10000ルーメンを超えるプロジェクターは、レンタル費用からみても非常に高額となります。そのためイベントの規模と予算に合わせて利用をすることが重要となってきます。
映像制作ソフト
CINEMA 4D
CINEMA 4DはドイツのMAXON Computer社による3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)ソフトウェア。一般的にC4D(シーフォーディー)と略される。
海外では主に放送業異界を中心に利用されていて、近年では日本でもかなり多く使われているソフトになっています。
直感的な操作性と快適さ(安定性・レンダリング速度)が提供で、初心者でも取り扱い易いソフトです。
また、CINEMA 4DにはMoGraph(モーグラフ)というモーショングラフィックス作成ツールがあり、オブジェクトを簡単にアニメーションすることが出来るため、利用者に重宝されています。
After Effectsとの連携も可能で、CINEMA4Dで作成したオブジェクトやライト・カメラといったものをスムーズに連携する事が可能です。
After Effects
AfteEffectsはアドビシステムズが販売している映像のデジタル合成やモーショングラフィックス、VFX、タイトル制作等を目的とした、この分野では代表的なソフトウェアです。主に映画やテレビ番組の映像加工、CM制作、ゲーム、アニメ、Webなどのコンテンツ制作に広く利用され、プロジェクションマッピングの制作現場でも利用されています。
基本的には2Dの映像加工ソフトですが、3D空間も持っているため、2Dの映像だけでなく3Dのモデリングデータやカメラ、ライトもその空間内に配置できます。
動画素材を時間軸毎に並べて編集する同社製品のPremiereと違い、After Effectsは映像を白紙の状態から作り出し、加工する事が可能です。短いカットや複雑で細かい設定が必要な映像を制作する場合に適しています。また、PhotoShopのような画像の合成、Illustratorの用なバスの作成やイラストの作成も可能で、かつ動きを与える事も可能です。
PhotoShop
PhotoShopはアドビシステムズ社が販売している写真等の画像編集をメインとした画像加工ソフトです。
撮影した写真やイラスト素材を取り込み、色の補正、サイズや傾きの調整、合成をする事で、美しい画像や絵画風の画像等に修正することが可能です。
また、写真の一部分のみを切り取り、別の画像に配置、合成することも出来る為、コラージュ的なデザインを作成する場合にも重宝されます。
Illustratorはイラストの作成がメインとなりますが、PhotoShopは画像の編集がメインとなります。
例えば、一枚のポスターを制作する場合、スタジオ等で撮影した写真をPhotoShopで修正・調整を行ないます。その修正画像を元にIllustratorで画像を読み込み、テキストの挿入やレイアウトの最終調整を行なうという作業工程となります。
Illustrator
アドビシステムズ社製のベクタ形式と呼ばれる画像(ベクター画像)を主に扱う、グラッフィック制作ソフトです。元はアドビシステムズの社内用として用いられるフォント制作などの編集ソフトだったそうです。
直線やベジェ曲線、円などの図形を組み合わせて描画を行い、イラストやロゴ制作、素材のレイアウト、印刷物のデザイン等の作成に適しています。
PhotoShopは画像の編集がメインとなりますが、Illustratorでは名前の通り、イラストの作成をメインに行ないます。
Illustratorで扱うベクター画像は、PhotoShopで扱う点の集まりで描画するビットマップ画像とは異なり、図形の拡大や縮小を行なっても画像が劣化しない事が利点となります。大きさを問わず様々な媒体の制作が出来る為、デザイン制作の現場で重宝されています。
例えば、一枚のポスターを制作する場合、スタジオで撮影したメインの画像はPhotoShopで修正作業を行い、Illustratorで修正した画像を取り込み、その他にコピーやロゴの作成とレイアウトの調整を行ないます。ソフト毎に役割が分かれているため、分業で行なうことで品質の高い制作物を作成することが可能となります。
メディアサーバー
Resolume Arena
Resolume ArenaはVJソフトの領域から、高度なプロジェクションマッピングだけでなく、照明やLED、センサー等と連携したショーアップまでが可能なハイスペックな映像送出ソフトウエアです。複数のプロジェクターで映像を分割投影した際にはその重なった部分をスムーズにブレンディングし一枚の映像に組み立てる機能、DMXやMIDIインターフェイスを扱うことで、LEDや照明、音楽、またセンサーなどとの連携をはかりマルチメディアな表現をリアルタイムにパフォーマンスすることが可能です。
PMAJがこのソフトを推奨している一番の理由は、そのハイスペックで自由なマッピング(映像を張り合わせる)機能です。1つの映像を分割して別々の場所に投影したり、対象の形状に合わせて微妙な位置の調整をすることがき、かつ曲線や曲面にも映像を補正して投影することが出来ます。さらにフルHD、もしくはそれ以上の映像を送出することも可能(※2)になるなど、プロジェクションマッピングを扱ってみたい人には、まさに目から鱗の機能が満載です。
※1複数のプロジェクターに投影するには、送出機から必要な数の映像出力ができる環境が必要です。
※2高解像度の映像送出や複数レイヤーでの使用の場合は、マシンスペック等にも依存してきますのでご注意下さい。
◆ライセンス版の購入方法について
ご購入を希望される方は、お名前・配送先住所・郵便番号・連絡先電話番号を明記の上、resolume@projection-mapping.jp までご連絡下さい。
折り返し、注文確認メールをお送りいたします。
その後お振込みの確認後に、メールにてシリアル番号をお送りいたします。
お申し込み後の返品・返金は一切お受け出来ません。
マニュアルやシリアルカードやBOXなどパッケージはありません。
お使いのPC/MACでのパフォーマンスに関してはご購入前に一度こちらよりダウンロードしてお試し頂きます様お願いいたします。
ダウンロードしたアプリケーションはシリアルを入力する迄はデモ版として正規版と同じ機能・内容をお使い頂けます。(ただし、デモ版では画面上にResolumeの文字や音声がランダムに現れます)
※搭載メモリ、搭載GPUカード、CPUパワー、そして HDDなどストレージディバイスなどの環境に非常に
パフォーマンスに影響があります。
購入の前に、必ずデモ版でパフォーマンスの確認を行って下さい。
Pandoras Box Media Server
Pandoras Boxは、Coolux社製のメディアサーバーで、最先端のレンダリング技術と直感的なメディア制御機能を併せ持ちます。
特徴は1サーバーで最大4outの出力をHD DVIで出力でき、各種の表示デバイスに1つのサーバーから送り出すことができる。出力は1台のPCで管理でき、コントロールが容易です。
また、一般的なメディアサーバーは平面補正しかできないが、Pandoras Boxはジオメトリ補正(立体の凹凸の部分に沿うように映像を歪めて補正する機能)がリアルタイムに、しかも3Dオブジェクトで行う事が可能のため、プロジェクションマッピングの現場では重宝されます。
世界中の様々な場所で、大規模なマルチメディアプレゼンテーションなどに活用されており、あらゆるライブイベント、プロジェクションマッピング、マルチメディアショーなどに応用出来ます。
●Official Site:http://www.coolux.de/products/pandorasboxserver/
その他
Arduino
Arduino(アルドゥイーノ)は、AVRマイコン、入出力ポートを備えた基板、C++風のArduino言語とそれの統合開発環境から構成されるシステム。
Arduino はスタンドアローン型のインタラクティブデバイス開発だけでなく、ホストコンピュータ上のソフトウェア(例えば、Adobe Flash、Processing、Max/MSP、Pure Data、SuperCollider)で制御することもできるワンボードマイコンの一種です。
オープンソースハードウェアであり、ハードウェア設計情報のEAGLEファイルは無料で公開されています。
組み立て済みの基板を購入することもできるほか、誰でも自分の手で Arduino を組み立てることができることが特徴です。
Arduino が「オープンソースハードウェアという概念を広めるきっかけとなった」と評価する声もあります。また、2010年以降のIoTの流行に伴い、センサーデバイスの1つとしてArduinoが大きな注目を集めています。