miniMAD

2017年10月6日

TIPS

miniMadの概要と事例

miniMADはマッピングソフトとして有名なMadMapper専用の映像再生機器です。

概要

USBやSDカードを直接プロジェクターに差込み再生をするケースもありますが、miniMADが再生機器として優れている点は、MadMapperで投影する対象物をマッピングした設定を記憶し、そのまま再生することが可能な点にあります。
※一般的な再生機器はマッピングデータを記録できないため、ここが大きく異なる点となります。

※クワッドとトライアングルサーフェスをサポートしていますが、他のサーフェス(サークル、マスク、フィクスチャ、線、3Dサーフェス)はまだサポートされていません。

この小さなタバコサイズ程度の機器にMadMapperで設定したデータを記録したmicroSDカードを差し込めば、電源を入れると自動で再生が始まります。
音声データも再生できるため、ミニステレオピンからスピーカーに接続すれば大音量で音声を流すことが可能です。
機器を置くスペースが狭かったり置きづらい展示会やPCなどが持ち出せない現場、常設展示などで主に活躍することでしょう。


使用事例

miniMADはHDMIで接続されたプロジェクターをサポートしています。
サポートされる最大解像度は1080p(1920×1080)です。

プロジェクションマッピング協会ではminiMADを現場で使用することが多々あります。
最近の事例では、エコールフェアでRICOHの展示ブースにて行った茶室マッピングで使用しました。

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この展示ではRICOHの超短焦点プロジェクターを4台使用して同時にマッピングした映像を投影しています。

まず、マッピングしたデータをmicroSDにエクスポートした後miniMADに差込み、計4台のminiMADを各プロジェクターにHDMIケーブルで接続しました。
また、ハブを介してLANケーブルで全てのminiMADを繋ぐことで同期させ、同時に映像を投影することを実現しました。

このように、同じイーサネットネットワーク上にminiMADを接続して、メディア再生を自動的に同期させることも可能となります。

※すべてのminiMADで再生されているムービーのファイル名が異なっていても、フレームカウントとフレームレートが同じであれば、ムービーの同期が行われます

※すべてのminiMADで行われるすべてのメディア関連アクションは、メディアの変更、一時停止、再起動、再生モード、オーディオモード、画像表示時間など、すべてのminiMADに即座に自動的に行われます。

その他には、浦安万華鏡で常設展示している大滝の湯へのプロジェクションマッピングでも映像の再生機器としてminiMADを使用しています。

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<浦安万華鏡>
http://corporate.ooedoonsen.jp/news/2900
※好評により期間が延長となっております

詳細は、下記ページをご確認ください。

<miniMAD>
http://madmapper.com/minimad/

MadMapperを使用されている方は是非チェックしてみてくださいね。

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